英銀ロイズ、5年物ユーロ建て優先無担保債を発行-15億ユーロ規模

英銀ロイズ・バンキング・グル ープが無担保債を発行した。昨年7月以来、起債市場は最も安心とさ れる銀行以外には事実上閉ざされていた。英政府が株式の41%を保 有するロイズは、1万5000人の人員削減を推進している。

ロイズは、5年物のユーロ建て優先無担保債15億ユーロ(約 1520億円)相当を発行。同銀がユーロ建ての優先無担保債ベンチマ ーク債を発行するのは昨年3月以来。ユーロ圏危機の深刻化や、欧州 経済がリセッション(景気後退)の危機にひんしているとの懸念から、 大半の銀行が起債市場から締め出される状態になっている。

みずほインターナショナルのクレジットアナリスト、ロジャー・ フランシス氏(ロンドン在勤)は、比較的「弱い銀行による市場への アクセスが可能になりつつあるという意味では、ロイズは自らに有利 な方向に状況を進めている」と指摘。「ただ、これは前進ではあるも のの、市場が求める大きな前進ではない。それがなるのはフランスや スペインの銀行が無担保債を発行した時だ」と述べた。

英国経済がマイナス成長となる中、ロイズは貸倒引当金を積み増 しており、今年は損失を計上する見通しだ。英国の住宅金融最大手で あるロイズは同業のHBOSを2008年に買収後、200億ポンド(現 在の為替レートで約2兆4300億円)を上回る政府の救済受け入れを 余儀なくされた。

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