イタリア入札:110億ユーロ発行、目標に一致-利回り5月来の最低

イタリア政府は27日に証券入 札を実施し、計110億ユーロ(約1兆1100億円)相当を発行した。 発行額は目標上限に一致し、借り入れコストも前回入札時から大幅低 下した。

182日物証券80億ユーロの平均落札利回りは1.969%と、昨 年12月28日の入札時の3.251%を下回り、昨年5月以来の低水 準となった。応札倍率は1.35倍(12月は1.69倍)。331日物 30億ユーロも発行され、利回りは2.214%。

スピロ・ソブリン・ストラテジー(ロンドン)のマネジングディ レクター、ニコラス・スピロ氏は電子メールで「イタリアの入札はも はや、心臓に悪いイベントではなくなった」とし、「イタリア国債の 急激な一斉売りのリスクは最近、大きく後退した」と指摘した。

欧州中央銀行(ECB)は銀行への大量資金供給と国債購入を通 じ、債務危機の拡大を防いでいる。流通市場のイタリア10年債利回 りも入札後のローマ時間午前11時11分現在、前日比9ベーシスポ イント(bp、1bp=0.01%)低下し5.96%。

イタリアは26日にも入札を行い、ゼロクーポン債とインフレ連 動債で計50億ユーロを発行。同日の発行額も目標上限に一致した。 政府は2月1日の258億ユーロの償還に向けて調達を急いでいる。 今年は借り換えと新規を合わせ、約4500億ユーロを発行する必要 がある。

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