12月の消費者物価は0.1%低下、予想と一致-3カ月連続低下

(発表内容を追加し、更新します)

【記者:日高正裕】

1月27日(ブルームバーグ):昨年12月の全国の消費者物価指数 (除く生鮮食品、コアCPI)は、前年比で3カ月連続のマイナスとな った。海外経済の減速や円高の影響などから、景気は持ち直しの動きが 一服しており、コアCPIの前年比は当面ゼロ近傍で推移するとみられ ている。

総務省が27日発表した昨年12月の全国のコアCPIは前年同月 比0.1%低下した。1月の東京都区部は0.4%低下した。ブルームバー グ・ニュースがまとめた予想中央値は全国が同0.1%低下、東京は同

0.3%低下が見込まれていた。前月はそれぞれ0.2%と0.3%の低下だ った。

日本銀行は24日、経済・物価情勢の展望(展望リポート)の中間 評価を行い、コアCPI前年比は当面、ゼロ近傍で推移した後、見通し 期間の後半にかけてゼロ%台半ばになっていくとの見通しに「おおむね 沿って推移すると予想される」と指摘した。委員の予測中央値は2011 年度がマイナス0.1%、12年度がプラス0.1%、13年度がプラス0.5% と、昨年10月の見通しをおおむね据え置いた。

みずほ証券の上野泰也チーフマーケットエコノミストは統計発表 前、12月のコアCPIについて「『宿泊料』『携帯電話機』『電気代』『外 国パック旅行』などが押し上げ方向に寄与する一方、『ガソリン』『テレ ビ』などが押し下げ方向に寄与する結果、差し引きで前回と同じ前年同 月比0.2% 低下になる」と予想していた。

バークレイズ・キャピタル証券の森田京平チーフエコノミストは統 計発表前、「コアCPIの前年比変化率は2012年3月までは前年比マ イナス0.1-プラス0.1%と狭いレンジで推移する」と指摘。もっとも、 「さらなるエネルギー価格の上昇が起きない限り、同年4月以降、マイ ナス幅の拡大が始まるであろう」としていた。ニューヨーク原油先物相 場は足元で1バレル=100ドルを挟む水準で推移している。

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