モルガンSのCEO:報酬不満なら「まず新聞読め」-認識甘いと苦言

【記者:Michael J. Moore, Erik Schatzker and Patrick Clark】

1月25日(ブルームバーグ):米銀モルガン・スタンレーのジ ェームズ・ゴーマン会長兼最高経営責任者(CEO)は、投資銀 行部門がなぜ報酬を減らさなければならないかを社員は理解して おり、その理由が分からない者は考えを改める必要があると語っ た。

ゴーマン氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビュー で、報酬に不満を持つ社員に贈る言葉として、「認識が甘い。新聞 を読めとまず言いたい」と発言。「2つ目に言えるのは、全体の幸 福のレベルを定義する上で報酬を1年という文脈で捉えるなら、 その人には仕事よりもずっと大きな問題がある。本当に不満なら 銀行を去れ。人生はあまりに短い。それが最後の言葉だ」と述べ た。

事情に詳しい複数の関係者が先週明らかにしたところでは、 モルガン・スタンレーはシニア・インベストメントバンカーとト レーダーの報酬を平均20-30%減らしている。また、1人の関係 者によれば、同行は即金で支払う現金ボーナスの上限を12万5000 ドル(約970万円)に設定し、賞与のより多くの部分を繰り延べ 支給することにした。

ゴーマン会長兼CEOは世界経済フォーラム(WEF)年次 総会(ダボス会議)の場で、「世界の状況が様変わりし、銀行業界 も根本的な変化を経験しており、われわれは考えを改める必要が ある。この状況から脱し、パフォーマンスが回復し始めれば、そ れが報酬に反映される日が来るだろう。それまでは株主への配当 を続けなければならない事実に配慮すべきだ」と訴えた。

同行の昨年の利益は13%減の41億1000万ドルにとどまり、 株主資本利益率(ROE)も4%とゴーマンCEOが目標として いた10%台半ばを下回った。

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