米アップル、ギリシャ救済だって可能-手元現金は国債償還2年分に

米アップルを「iEconom y(アイエコノミー)」と呼ぼうではないか-。スマートフォン(多 機能携帯電話)「iphone(アイフォーン)」メーカーの同社の好 業績にはそれがふさわしい。

アップルが24日発表した昨年10-12月(第1四半期)決算で は、増益率は116%となり、同社だけでS&P500種株価指数の同四 半期増益率はマイナス4.2%から一気にプラス4.4%に好転させた。 ブルームバーグの集計データによると、同社の手元現金合計は976 億ドル(約7兆5900億円)に達し、これはギリシャの今後2年の債 務返済を十分に賄える規模だ。

グーグルやシティグループなどの米企業決算がアナリスト予想を 下回り、アルコアは赤字を発表した一方で、テクノロジー企業で世界 最大のアップルは売上高が市場予想を73億ドル上回った。10-12 月期の米失業率は平均8.7%で、米国では約1270万人が失業してい る中での快挙だ。

マッケンジー・ファイナンシャルのトロント在勤運用担当者、イ アン・エーンズワース氏は電話インタビューで、「アップルなら恐ら くギリシャ救済も可能だろう」と述べ、「バランスシート上に1000 億ドル近い手元現金を持ち、このようなフリー・キャッシュフロー (現金収支)を生み出しているという観点から、同社の力を見直すこ とになった。これほどの力を持つ企業は想像し難い」と指摘した。

アップルは10-12月期にiPhoneを3700万台販売し、売 上高は463億ドルに増加。純利益は2倍強の131億ドルに達した。 四半期利益としては米企業の中でも記録的水準だ。フォード・モータ ーは1998年1-3月(第1四半期)に176億ドルを計上している。

アップルの株価は25日、前日比6.2%高の446.66ドルで終了 し、過去最高値を更新した。ブルームバーグの集計データによると、 S&P500種は2007年10月の最高値を依然として15%下回る水準 にある。

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