日産:メキシコに新工場建設へ-円高対応で海外へ生産移転進める

日産自動車は最大20億ドル(約 1560億円)を投じ、メキシコに3番目の工場を建設する。円高に対応 するため、海外への生産移転を進める。

25日の同社発表によると、新工場はメキシコのアグアスカリエン テスに建設し、来年遅くに稼働を開始する。米州諸国向けの生産を目的 としており、当初の生産規模は小型車で年間17万5000台を予定。そ の後徐々に生産能力を拡大するという。

日産の米州事業のビル・クルーガー副会長は電話会議で、メキシコ の工場の年間生産能力は現在70万台余りだが、フル稼働に達しつつあ ると説明した。

メキシコの業界団体によれば、日産の同国における昨年の乗用車と ライトトラック生産台数は60万7087台。前年比20%増加し、過去最 高を記録した。メキシコ日産のホセ・ムニョス社長は25日、メキシコ 市でのイベントで、今年度の生産台数は70万台に達するとの見通しを 示した。

カルロス・ゴーン最高経営責任者(CEO)は発表資料で、「米州 での日産の成長において、メキシコは重要なけん引役となる」と説明。 ブラジルで建設中の工場と合わせ、メキシコの新工場は「米州での販売 台数と市場シェアを伸ばすのに必要な能力を確保するものだ」と付け加 えた。

メキシコ自動車販売ディーラ協会(AMDA)によると、日産の 2011年の同国販売台数は過去最高の22万4509台で、前年比19%増。 乗用車とライトトラックの販売台数では過去3年にわたり、米ゼネラ ル・モーターズ(GM)や独フォルクスワーゲン(VW)を抑えて首位 に立っている。

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