米5年債と10年債の利回り格差が拡大-FRBの低金利政策延長で

米5年債と10年債の利回り格差 (スプレッド)がこの約3カ月で最大の開きとなった。米連邦準備 制度理事会(FRB)がフェデラルファンド(FF)金利誘導目標 を2014年遅くまで低水準に維持する方針を示したことが影響した。

スプレッドは一時121ベーシスポイント(bp、1bp=0.01 %)と、昨年10月28日以来の水準を記録した。FRBが13年半ば までとしていたFF金利を低水準に維持する期間を延長したことを 手掛かりに、5年債利回りは25日に過去最低となった。ただ期間 が長めの米国債は、景気浮揚の取り組みがこの先数年間のインフレ につながるとの懸念から、5年債に比べて出遅れた。フィデリティ・ インベストメンツはインフレ連動債(TIPS)への投資を好んで いる。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチのアジア太平 金利調査責任者、ビン・ガオ氏(香港在勤)は「低金利が2年を上 回る長い期間、維持されることは、5年債に最も有利に働くだろう」 とし、「インフレリスクが高まるため、10年債はさほど値上がりし ないだろう」と述べた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、日本時間26日 午前11時26分現在、指標となる10年債利回りは1bp低下して

1.98%。5年債は1bp低下の0.80%。前日には一時0.76%と過去 最低を付けた。

短期の米国債相場はFF金利誘導目標に関するFRBの措置に 追随する傾向があるが、期間が長めの米国債はインフレ見通しによ り影響されやすい。

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