欧州債:ドイツ債が上昇、ギリシャ債務交渉を懸念-イタリア債軟調

25日の欧州債市場ではドイツ 国債が上昇。ギリシャ国債の交換交渉が頓挫しつつあるとの懸念から、 域内で最も安全とされるドイツ国債の需要が高まった。

ドイツ10年債は5営業日ぶりに上昇。欧州中央銀行(ECB) は保有するギリシャ債でいかなる再編にも応じない姿勢だと、事情に 詳しい関係者が明らかにしている。ドイツ債のパフォーマンスは大半 のユーロ導入国の国債を上回り、ポルトガルとイタリア国債のドイツ 債に対する利回り上乗せ幅(スプレッド)拡大が目立った。

ドイツ30年債は8営業日ぶりに上昇。同国が実施した30年債 入札で、落札利回りは過去最低となった。

ラボバンク・インターナショナル(ロンドン)のシニア債券スト ラテジスト、リチャード・マクガイア氏は「ギリシャに関するマイナ ス材料が引き続き出てくるので、ドイツ国債への強気姿勢に無理がな い」と発言。ECBがギリシャ債での損失受け入れを拒否しているこ とは「進展がなく、時間だけが刻々と過ぎていく状況を意味する」と 指摘した。「30年債入札が極めて順調だったことがドイツの長期債 を支える要因になっている」とも述べた。

ロンドン時間午後4時29分現在、ドイツ10年債利回りは前日 比3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.96%。 同国債(表面利率2%、2022年1月償還)価格は0.295上げ

100.35。

ドイツの30年債利回りは4bp下げ2.60%。2042年7月償 還債入札での平均落札利回りは2.62%と、ブルームバーグがデータ 集計を開始した1993年12月以来の最低だった。2年債と30年債 の利回り格差は240bpと、5日ぶりに縮小した。

イタリア10年債利回りは前日比6bp上昇の6.23%。同年限 のドイツ国債に対するスプレッドは10bp拡大し427bpとなった。

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