ゴールドマンなどがNZの国有資産売却に注目-IPO引き受け狙う

ニュージーランド(NZ)では過 去10年、新規株式公開(IPO)が低調だったが、キー首相がここ 20年余りで最大規模となる国有資産売却を準備しており、投資銀行家 が再び注目している。

NZ政府は電力会社マイティー・リバー・パワーの15億NZドル (約950億円)規模のIPOに向け引き受け金融機関を2月初めまで に選ぶ可能性がある。事情に詳しい関係者2人が明らかにした。これ に加え、別の4件の国有資産売却で今後3年間に合計で最大70億NZ ドルを調達する公算が大きいというのが政府の試算だ。ブルームバー グのデータによれば、これはNZでの2001年以降のIPO総額の3倍 超となる。

隣国オーストラリアでは昨年、IPO総額が少なくとも1999年以 来の低水準に落ち込んでおり、キー首相の計画はバンカーにとってチ ャンスだ。ドイツ銀行とゴールドマン・サックス・グループ、UBS、 マッコーリー・グループがIPOに向けた準備業務に起用され、手数 料収入を分け合いそうだ。

アーンスト・アンド・ヤング(E&Y)オセアニア・トランザク ション・アドバイザリー・サービシズのシドニー在勤責任者、グレー ム・ブラウニング氏は、「質の高い資産がありその規模は大きい。関与 する銀行などにとっては魅力的だ」と述べた。

ブルームバーグのデータによれば、豪IPO市場は昨年13億豪ド ル(約1070億円)に縮小。10年は69億豪ドルだった。NZのIPO 規模は昨年4億9300万NZドルで、過去10年では24億NZドル。

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