錦織、世界ランキング上位目指す-全豪8強入りで20位に躍進へ

テニスの全豪オープン男子シング ルスで日本人男子として80年ぶりの8強入りを果たした錦織圭(22) は、今後も世界でのランクアップを目指す。

錦織は25日の準々決勝でアンディ・マリー(英国)にストレー ト負けを喫したものの、1月30日に世界ランキングが発表されれば 20位にランクを上げると予想されている。試合後に「ランキングも ちょっとずつ上げられるよう」に取り組んでいくと答えた錦織は、準 決勝に進出すれば12位程度に上がる見通しだった。

錦織は男子プロテニスの世界ランキングであるATPランキン グで最高位の日本人男子選手。以前のニックネームは「プロジェクト 45」。45位を目指していたのが由来だ。当時の日本人最高ランクは松 岡の46位で、それよりも1ランク上。

全豪オープンの会場となっているメルボルン・パークでの記者会 見で、錦織は当初の目標がトップ20入りだったと説明した上で、次 は15位を狙うと明言した。

米国でトレーニングを続けていることについて記者団に問われ、 錦織はトッププレーヤーと練習できることが役立っていると述べ、ア ジア人選手の特徴として25、26歳に達しなければ体をつくり上げる ことができないとも語った。

接戦

大会公式サイトによると、テニス4大大会で初の準決勝進出を目 指した錦織は3-6で第1、第2セットを、第3セットは1-6で落 とした。錦織は第24シード、マリーは第4シードだった。試合の模 様はNHKが中継した。マリーとは昨年10月の上海マスターズでも 対戦して3-6、0-6のストレートで負けていた。

全豪オープンでは日本人の佐藤次郎が1932年に準決勝進出を果 たしていた。世界ランキング26位の錦織も4強入りを目指したが、 同4位のマリーに再び完敗した。日本人男女選手のうち最近全豪準決 勝を戦ったのは94年の伊達公子(現クルム伊達)。4大大会で4強に 残った日本人選手は96年のウィンブルドンでの伊達以来出ていない。

錦織は23日の4回戦で、第6シードのジョーウィルフリード・ ツォンガ(フランス)をフルセットで破った。プロの参加が解禁され たオープン化以降、全豪オープン準々決勝に進出した初の日本人選手 になった。オープン化以降日本人で4大大会8強入りを果たしたのは 1995年のウィンブルドン選手権の松岡修造以来だった。

マリーはテレビ放映されたインタビューで「錦織はこれまで長時 間の試合が多かった。最初の2セットを本当によく闘ったと思う。接 戦のゲームが多かった」と話した。

--取材協力:Dan Baynes. Editors: 杉本 等, 淡路毅

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