欧州自動車業界で英国が復活-日産など日本勢が英生産の半分占める

英国の自動車業界は最後に残っ ていた主要国内メーカーを2005年に失ったが、欧州の主要生産拠点 として復活を遂げつつある。日産自動車やインドのタタ・モーター ズといったアジア勢の生産が寄与している。

11年の英自動車生産台数は前年比6%増の134万台。欧州4位 につけ、フランスとスペインとの差を縮めた。今年は145万台の生 産が見込まれ、フィアットを擁するイタリアの倍以上となりそうだ。

1980年代に英国を欧州の生産拠点として選んだ日本の自動車メ ーカーが、英国の生産台数全体の52%を占める。日産自動車はサン ダーランドにある英最大の自動車工場での生産が過去最高を記録し た。

外国企業による買収で生き残った英国の高級車ブランドも、リ セッション(景気後退)の瀬戸際にある英経済の支えとなっている。 タタは米フォード・モーターから「ジャガー」と「ランドローバー」 を買収。ジャガー・ランドローバー部門は今や、ソリハル工場を60 年ぶりに3交代制とすることを考慮し、従業員を募集している。

トヨタ自動車の英部門で副マネジングディレクターを務めるト ニー・ウォーカー氏は、「驚きだ。日本勢が英国の自動車生産の過 半数を占めるようなるとは想像すらできなかった」と話した。

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