米FRB、住宅ローン担保証券を購入か-景気低迷でQE3実施なら

米国の景気が一段と低迷すれば、 連邦準備制度理事会(FRB)は恐らく住宅ローン担保証券(MBS) を市場から買い入れ、資産購入は総額5000億ドル(約39兆円)の規 模となる-。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト調査 でこうした予想が示された。

調査回答者の46%が、新たな資産買い入れプログラムが実施され るとすれば、MBSのみが購入対象になると回答。35%は米国債も含 まれると答えた。調査に応じた56人のなかで、米国債だけを買い入れ ると回答したエコノミストはいなかった。

バーナンキFRB議長は4日付の議会への書簡で、住宅市場が事 実上のゼロ金利政策の効果を鈍らせ、景気拡大の妨げになっていると 指摘。MBSを買い進めることで、住宅ローンのコストを引き下げ、 融資借り換えと住宅販売を促したい考えだ。ただ、大半のエコノミス トは24、25両日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)終了後に、追 加の資産購入が発表されることはないと見込んでいる。

BNPパリバの北米担当チーフエコノミスト、ジュリア・コロナ ド氏(ニューヨーク在勤)は、「これまでの景気回復で住宅市場は極め て重要だった。米経済は住宅市場なしで潜在成長率を上回る持続的な 成長を達成する公算は小さい」と述べた。

FOMCはワシントン時間午後0時半(日本時間26日午前2時半) に声明を発表する。午後2時にはFOMCメンバーが示した政策金利 見通しが初めて発表され、午後2時15分からはバーナンキ議長が記者 会見を開く予定だ。

FRBが追加の資産購入プログラムを実施するかどうかについて はエコノミストの間で意見が分かれている。18-20日実施された調査 では、半数がいわゆる量的緩和第3弾(QE3)を予想していないと 回答。先月のエコノミスト調査では51%が資産の追加購入はないと答 えていた。

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