米大統領一般教書:不公正な貿易慣行に厳しく対処-国内企業支援

オバマ米大統領は24日の一般教書 演説で、中国など外国の不公正な貿易慣行に厳しい姿勢で臨む方針を 示した。競争力強化に向け国内企業を支援することも明らかにした。

演説前にホワイトハウスが公表した演説内容の概要によれば、大 統領は米国が不公正だと見なす中国などによる貿易慣行に対処する新 たなチームを設立する。外国政府による優先的融資の恩恵を受けてい る外国企業と競合する米企業に融資を提供するプログラムの実施も目 指す。

大統領は「手厚い補助を受けているということだけで外国メーカ ーが米企業の先を行くのは公平なことではない」と言明。国内製造業 を対象とした減税や国内での生産向けの控除拡大、新たな工場や設備、 研修に関する金融支援を認めるよう議会に呼び掛けた。

米国の一部業界は、オバマ政権が中国との競争で十分な措置を講 じていないと批判している。米国の対中貿易赤字は10年に2730億ド ル(約21兆2600億円)に達した。米製造業界や一部の米議員は、中 国が人民元を割安な水準に維持していることで米国の輸出が打撃を受 けていると主張している。

貿易重視は、米輸出額を2015年までに3兆1400億ドルと、09年 の1兆5700億ドルから倍増させるという大統領の方針に沿ったもの。 海賊版や偽造品を米国に入る前に阻止するため、通商上の検査強化も 推し進めるとも表明した。

大統領は「資金へのアクセスやロシアなど新たな市場に関して、 外国企業が米国の製造業より有利にならないよう議会は配慮すべきだ」 と語り、「米国の労働者は世界で最も生産性が高い。機会が均等なら米 国が常に勝つことを約束する」と付け加えた。

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