米証券タイコンデロガ業務停止へ、資本増強できず-関係者

ニューヨークに本拠を置く証券会 社、タイコンデロガ・セキュリティーズは資本増強が不調に終わったこ とを受けて業務停止を決めた。決定を直接知る複数の関係者が明らかに した。従業員数は約75人。

関係者のうちの2人によると、タイコンデロガの上級幹部は24 日に従業員に対し、今週末までに事業を閉鎖する方針を伝えた。関係 者は、計画がまだ公表されていないことを理由に匿名で語った。

欧州債務危機が一段と深刻化するとの懸念で債券や株式の取引が 抑制されていることから、証券会社は厳しい状況に追い込まれている。 今月に入って米WJBキャピタル・グループがブローカレッジ事業を 閉鎖。昨年10月31日には米金融持ち株会社MFグローバル・ホール ディングスが、欧州高債務国の国債への投資で損失を出し、米連邦破 産法11条に基づく会社更生手続きの適用を申請した。

タイコンデロガのショーン・マクローリン最高経営責任者(CE O)は計画についてコメントできないとしている。

タイコンデロガのウェブサイトによれば、同社は1979年に設立。 2009年に現在の社名に変更した。投資銀行やセールス、トレーディン グなどの業務や調査を手掛ける。昨年8月には取引高の減少を受けて 債券事業を閉鎖。部門設立から半年のことだった。

昨年の米主要取引所の1日当たり平均売買高は、09年に比べて 20%減少した。

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