アップル10-12月:利益倍増、iPhone好調で売上高は過去最高

米コンピューター・電子機器メ ーカー、アップルの昨年10-12月(第1四半期)決算は、利益が2 倍強に増加した。年末商戦でのスマートフォン(多機能携帯電話) 「iPhone(アイフォーン)」の販売好調を追い風に売上高は過 去最高を記録。ライバル企業を尻目にアップルは消費不振の影響を回 避した。

24日の発表資料によると、純利益は131億ドル(約1兆円、1 株当たり13.87ドル)と、前年同期の60億ドル(同6.43ドル)の 2倍強に増加。売上高は73%増の463億ドルだった。ブルームバー グがまとめたアナリスト予想平均は1株利益が10.14ドル、売上高は 390億ドルだった。

iPhoneの販売台数は3700万台と、これまでの過去最高だ った2034万台を上回った。昨年10月の共同創業者スティーブ・ジョ ブズ氏の死去から約1週間後に発売した新機種4Sの売れ行きが好調 だった。同社は今回の決算で初めて四半期売上高がヒューレット・パ ッカード(HP)を上回った。アップルによるタッチスクリーン方式 の携帯端末への注力が業界トップの交代につながった。

アップル株などを含めて40億ドルを運用するファースト・エン パイア・アセット・マネジメントのマイケル・オブチョウスキ最高投 資責任者(CIO)はアップルの決算について「想像を絶する数字だ」 と述べ、「今もなお極めて良く管理された企業だ。今後も他の追随を 許さない成長率を達成していける十分な製品を準備中であることを示 している」と指摘した。

アップルの株価は決算発表後の時間外取引で一時12%高の

468.95ドルを付け、1月18日に付けた終値での過去最高値429.11 ドルを大きく超えた。24日の通常取引終値は420.41ドルだった。

業績見通し

アップルによると、1-3月(第2四半期)の売上高は約325億 ドル、1株利益は8.50ドルになる見通し。アナリストの予想平均は 売上高が319億ドル、1株利益が7.96ドルだった。

第1四半期の売上高と利益はアナリスト予想の上限を超えた。i Phoneとタブレット型コンピューター「iPad(アイパッド)」 の出荷数は最も楽観的な見通しを上回った。「iPad」の第1四半 期販売台数は1540万台と、アナリスト予想の1350万台を超えた。i Phone販売のアナリスト予想平均は3020万台だった。

昨年8月のジョブズ氏引退に伴い就任したティム・クック最高経 営責任者(CEO)は発表資料で「アップルの勢いは信じられないほ ど強い。幾つかの素晴らしい新製品も準備している」と述べた。

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