米ヤフー:10-12月期の売上高、市場予想下回る-広告需要が減少

米最大のポータルサイト運営会社、 ヤフーの2011年10-12月(第4四半期)決算は、ディスプレー広告 需要の減少を受け、売上高がアナリスト予想を下回った。同時に発表 した12年1-3月(第1四半期)売上高見通しも市場予想に届かなか った。

同社が24日発表した第4四半期の売上高は、提携先サイトへの支 払い分を除いたベースで11億7000万ドル(約910億円)に減少。ブ ルームバーグがまとめたアナリスト予想平均は11億9000万ドルだっ た。第1四半期の売上高については10億3000万-11億1000万ドル の見通しとしている。市場予想は10億8000万ドル。

ヤフーは利用者の同社サイトの閲覧時間減少に見舞われ、ソーシ ャル・ネットワーク・サービス(SNS)の米フェイスブックやイン ターネット検索の米グーグルなどに顧客を奪われている。解任された キャロル・バーツ最高経営責任者(CEO)の後任として今月就任し たスコット・トンプソン氏は、市場シェア低下と利用者離れを反転さ せる役割を負っている。また、アジア資産の売却が含まれる可能性の ある事業の戦略的見直しの仕上げ作業も課題。

調査会社Eマーケターによれば、11年の米オンライン広告市場で ヤフーのシェアは11%と、前年の13%から低下した。

第4四半期の純利益は2億9560万ドル(1株当たり24セント)。 前年同期の3億1200万ドル(同24セント)から減少した。

ウェッジ・パートナーズのアナリスト、マーティン・ピッコネン 氏は「広告主の立場からすると、ヤフーはますます主流から外れつつ ある」と指摘した。

ヤフーでは今月、共同創業者のジェリー・ヤン氏が取締役を含む 全ての役職を辞任。ガベリのアナリスト、ブレット・ハリス氏は、ヤ ン氏辞任でヤフーはアリババ・グループ・ホールディングや日本のヤ フーの持ち分など、アジア資産を売却しやすくなる可能性があるとの 見方を示している。資産売却の事情を知る人物は、アジア資産につい ては数週間で売却がまとまる可能性があると述べた。

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