米シティグループ:証券部門で一段の支出削減を検討へ-CFO

米銀3位のシティグループは 証券部門への昨年の約10億ドル(約780億円)の投資で収入が押 し上げられなかったため、同部門での一段の支出削減を行う可能 性がある。

シティのジョン・ガースパッチ最高財務責任者(CFO)は 24日の電話会見で、2012年に収入が回復しなければ、「さらなる 事業再編」を実施すると語った。シティの先週の発表によると、 同部門の利益は昨年、24%減の49億ドルにとどまった。欧州の債 務危機で世界市場が混乱したことが影響した。

ガースパッチCFOは「コスト構造が現在の収入からみて正 当化できないという事実を把握していないわけではない」とし、 「足元の厳しさの多くは市場の状況を反映したものだが、同様に 経営や業務面で課題もある」と述べた。

シティが08年に450億ドルの公的資金を受け入れて以来、ビ クラム・パンディット最高経営責任者(CEO)は優秀な人材獲 得などで収入拡大を目指してきた。しかしこうした削減の動きは、 トレーディングなどの世界的な伸び悩みで同CEOの取り組みが うまく進展していないことを物語るものだ。証券部門の収入は09 年以降、21%減少する一方、報酬や営業コストは15%上昇した。

ガースパッチCFOは、収入がコストを上回るペースで伸び る際に生じる「営業レバレッジ」を改善する必要があると指摘し た。証券部門は株式・債券トレーディング、合併助言、株式・債 券の引き受けが含まれる。

同CFOは「収入の伸びと営業レバレッジの向上、あるいは 事業再編やキャパシティーの縮小、経費圧縮が必要だ」と語った。

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