東欧・中央アジアの12年経済成長率、3.1%に下方修正-EBRD

欧州復興開発銀行(EBRD) は24日、ユーロ圏の債務危機が東欧の銀行業界にとって大きなリス クとなる恐れがあるとの認識を示した。

EBRDは、支援している東欧と中央アジアの29カ国の今年の 経済成長率見通しを3.1%とし、昨年10月に示した3.2%から下方修 正した。29カ国の昨年の成長率は約4.8%だったという。

欧州債務危機の影響が貿易と銀行業の結び付きを通じ東欧に広が っている。イタリアのウニクレディトやフランスのソシエテ・ジェネ ラルなど東欧の銀行業の約4分の3を握る西欧の銀行業界は、資本・ 流動性規定の厳格化に対応し資産売却と資本増強を進めており、東欧 の家計・企業向け融資を減らしている。

EBRDは報告書で、直近の国内総生産(GDP)など生産統計 は現時点でユーロ圏の減速が東欧に広がっている明白な兆候を示して いないが「金融セクターと資本動向、先行指数はより暗い状況を描い ている」と指摘。「中欧とバルト諸国、欧州南東地域にとって懸念す べきことは、西欧の銀行のレバレッジ解消が昨年秋以降続いているよ うに見えることだ」と付け加えた。

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