RIMの新CEO、市場シェア縮小止められる公算小さい-アナリスト

スマートフォン(多機能携帯端 末)「ブラックベリー」を製造するリサーチ・イン・モーション(R IM)の新最高経営責任者(CEO)のトルステン・ハインス氏が、 同社の方針を転換し、市場シェアの縮小を食い止められる公算は小さ いとアナリストはみている。

ハインス氏(54)は22日、辞任した共同CEOのジム・バルシ リー、マイク・ラザリディス両氏の後任として、最高執行責任者(C OO)からCEOに昇格。23日のRIMの株価終値は前週末比8.5% 安の15.56ドルと、昨年12月16日以来の大幅な下落となった。過去 12カ月では75%下落している。

ニーダムのアナリスト、チャーリー・ウルフ氏はインタビューで、 前共同CEOの2人について、「同社に対し変革への大きな圧力があ ったが、なるべく変革せずにすませたいと思っていた」と指摘。「今 回の異動はおおむね表面的なものに見える」と述べた。

かつてRIMが先行していた米国のスマートフォン市場でアップ ルやグーグルに追い越されたことで、前共同CEOは批判を浴びてい た。コムスコアによると、9-11月のRIMのシェアは16.6%に縮 小。グーグルのアンドロイド端末は46.9%、アップルの端末は

28.7%にそれぞれ拡大した。

ハインスCEOは2007年、20年以上在籍したドイツのシーメン スからRIMに移籍。23日の電話会議では、RIMに「抜本的な変革」 の必要はないとの見方を示していた。

前共同CEOの2人は共同会長のポストも辞任したが、取締役会 にはとどまる。ニーダムのウルフ氏によると、両氏は取締役として引 き続きハインスCEOの意思決定に大きな影響を与える見通しだとい う。

RBCキャピタル・マーケッツのアナリスト、マイク・アブラム スキー氏はインタビューで、ハインスCEOについて「前共同CEO と同類の人間だ」と指摘し、「同社株の見通しは良くない」と述べた。 同氏のRIM株の投資評価は「セクターパフォーム」。

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