米大統領は原油輸入依存低下で成果と不当に主張-業界団体が批判

オバマ米大統領が石油・ガスの国内 生産増加と輸入減を政権の成果として掲げていることに業界団体や共和 党議員は反発しており、現政権がむしろ国内でのエネルギー生産を阻害 する行動を取っていると主張している。

オバマ大統領による24日夜の一般教書演説では、米国のエネルギー 問題が主要テーマの一つになる。カーニー大統領報道官が23日に明らか にした。大統領は今年最初の広告キャンペーンで、米国の海外原油依存 度が13年ぶりに50%を下回ったと強調している。

米エネルギー省のデータによると、オバマ大統領の就任から昨年10 月末までの米国の天然ガス生産は月平均1兆8900億立方フィート (約540億立方メートル)で、2期務めたブッシュ前政権時の平均 を13%上回る。原油生産は当時より2%多いという。

共和党は、こうした数字は誤解を招くと主張する。米下院天然資源 委員会のへイスティングス委員長(共和、ワシントン州)の広報を務め るスペンサー・ペダーソン氏は、大統領の直接の管理下にある連邦政府 所有地での石油・ガス生産は10年前の水準を40%下回ると指摘。2010年 に米政府が結んだ海洋掘削のリース契約は1984年以降で最少だった。

へイスティングス委員長はインタビューで、「大統領は海外原油へ の依存度を下げるべきだという米国民の直感に反応しており、それを自 身の功績にしようとしている」とし、「大統領の政策はその正反対だ」 と語った。

オバマ大統領は18日、加トランスカナダが申請していた石油パイプ ライン「キーストーンXL」計画を認めない判断を下した。アメリカ ン・エンタープライズ研究所はこの決定について、大統領の「化石燃料 への反対運動」の一環だと評した。

米石油協会(API)のバイスプレジデント、マーティー・ダービ ン氏はインタビューで、「輸入減少は米国の需要の落ち込みが主因だ。 米国内での生産増加は政権の方針とは無関係だ」と指摘した。

--取材協力:Jim Snyder、Katarzyna Klimasinska. Editors: Jon Morgan, Timothy Franklin

参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 松井 玲 Akira Matsui +81-3-3201-7540 Akmatsui@bloomberg.net Editor: Kanta Watanabe 記事に関する記者への問い合わせ先: Jim Efstathiou Jr. in New York at +1-212-617-1647 or jefstathiou@bloomberg.net; Aaron Clark in New York at +1-212-617-2473 or aclark27@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Jon Morgan at +1-202-654-7370 or jmorgan97@bloomberg.net

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