IPO:今年金額ベースでの大幅増見込めず、低い株価評価で-UBS

2012年の新規株式公開(IPO) で集められる資金が昨年を大幅に上回ることはない。UBSが予想し た。多くの株式市場でバリュエーション(株価評価)が平均を下回り、 企業が上場を思いとどまるためとしている。

UBSの株式資本市場担当マネジングディレクター、ジェーム ズ・パルマー氏(ニューヨーク在勤)によれば、S&P500種株価指 数を構成する企業の平均株価収益率(PER)は今年、過去の平均を 下回り、その結果IPOを実施しても企業が望むような規模には達し ない可能性が高い。

ブルームバーグの集計データによれば、S&P500種構成企業の 平均PERは今年これまでのところ約13.7倍。10-11年は平均15 倍だった。

パルマー氏は説明会で記者団に対し、「今年は昨年よりかなり多 くの案件があるとして、IPOの見通しについて大いに興奮するよう なことはない」と述べ、必ずしも現時点で打って出る必要はないこと を示す市場の指標は多いと説明した。

ブルームバーグのデータによると、昨年の米国でのIPO規模は 約390億ドル(約3兆円)。UBSで米州資本市場責任者を務めるト ーマス・フォックス氏(ニューヨーク在勤)は同じ説明会で、今年の 規模は「400億ドル台前半が妥当なところだろう」と話した。

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