米TIの10-12月:利益と売上高が予想上回る-日本で工場閉鎖へ

米半導体メーカー、テキサス・イ ンスツルメンツ(TI)の2011年10-12月(第4四半期)決算は、 売上高と利益の減少がアナリスト予想より小幅にとどまった。

23日の発表資料によると、純利益は2億9800万ドル(約230億 円、1株当たり25セント)と、前年同期の9億4200万ドル(同78 セント)から68%減少した。売上高は3%減の34億2000万ドルだっ た。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均は1株利益が23 セント、売上高は32億5000万ドルだった。

アナログチップは人工衛星から冷蔵庫までさまざまな機器の主要 部品で、TIの決算は経済全般の需要を測る広範な指標となる。TI は受注急増を予想していないが、業界は販売低迷期の終わりに近づき つつあるもようだ。TIは2つの工場も閉鎖する。これは年間1億ド ルの節減につながる可能性がある。

スタイフェル・ニコラウスのアナリスト、トーレ・スバンバーグ 氏は「在庫は実際に低水準にあり、顧客は注文を再開しつつある」と 指摘した。

TIは、12年1-3月(第1四半期)の売上高が30億2000万- 32億8000万ドルになるとの見通しも示した。アナリスト予想平均は 32億2000万ドルだった。同社は1株利益について16-24セントを予 想している。

TIはナショナル・セミコンダクターの買収手続きを完了してお り、それが四半期決算に完全に反映されたのは10-12月期が初めてと なる。

株価が時間外で上昇

発表を受けた時間外取引でTIの株価は一時、3.6%高の34.38 ドル。通常取引終値は33.19ドルだった。昨年は10%下落している。

TIは向こう1年半にヒューストン(米テキサス州)と日本の半 導体工場を閉鎖する計画だ。工場の設備更新にコストがかかり過ぎる ためと説明している。工場閉鎖で約1000人の従業員に影響が及び、同 社は約2億1500万ドルの特別費用を計上する見通し。

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