EU外相理事会:イラン産原油の全面禁輸で合意、7月1日発効

欧州連合(EU)外相理事会は 23日、イランからの原油輸入を7月1日から全面禁止することで合 意した。同国に核開発を中止するよう圧力を強める措置の一環。

EUの声明によれば、EUはイラン中央銀行が欧州内に保有する 資産および8つの事業体の資産を凍結するほか、金や貴金属、ダイヤ モンド、石油化学製品の取引を禁止する。

EUは「今回の決定は、核開発プログラムの資金源を断つことが 狙いで、すでに科している制裁を補完するものだ」とした上で、「イ ラン産の原油および石油製品を禁止した」と加えた。

イランはこれまでに、欧米が制裁強化に動けば、世界で取引され る原油の約20%が通過するホルムズ海峡の封鎖も辞さないと警告し ている。サウジアラビアとイラン、イラク、アラブ首長国連邦(UA E)、カタール、クウェートは、ホルムズ海峡経由で原油や液化天然 ガス(LNG)を輸送している。

EUによれば、禁止対象になるのはイランからの新たな原油輸入 契約と既存契約の更新。既存契約に基づく出荷は7月1日まで認める。 イランへの制裁には、同国石油化学業界への設備や技術の輸出禁止も 含まれる。

ニューヨーク時間午前9時45分現在、ニューヨーク商業取引所 (NYMEX)の原油先物3月限は前日比1.3%高の1バレル=

99.59ドル。原油相場は過去1年間で12%上昇した。ロンドンの先物 取引所ICEフューチャーズ・ヨーロッパの北海ブレント3月限は前 日比1.2%高の1バレル=111.14ドルで取引されている。

米国のダールダー北大西洋条約機構(NATO)大使は23日、B BCラジオ4とのインタビューで「ホルムズ海峡を開放させておくこ とは可能だ。そのために必要とされることを実施していく」と述べた。

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