ルービニ氏:中国経済は今年「かなり減速」-利下げ、融資規制緩和へ

中国経済は2012年に減速し、 政策当局は利下げと融資規制の緩和に動くことになる。08年の金 融危機を正確に予測したことで知られるヌリエル・ルービニ氏が 指摘した。

ルービニ氏は20日、ブルームバーグテレビジョンとのインタ ビューで、「中国の経済成長は今年、かなり減速する」と述べ、「住 宅部門は収縮傾向となり、輸出の伸びも鈍化する。政府当局が金 融・財政面で何らかの刺激策を打ち出さなければ、成長率は8% を相当下回るリスクがある」との見方を示した。

中国の国内総生産(GDP)は昨年9.2%成長と、02年以来 の低水準に並んだ。住宅市場が鈍化したことに加え、欧州債務危 機の影響で輸出が不振だった。中国人民銀行(中央銀行)は先月、 3年ぶりとなる預金準備率の引き下げを実施。事情に詳しい複数 の関係者が今週明らかにしたところによると、人民銀は国内大手 銀行5行に対し1-3月(第1四半期)の融資拡大を認めた。

ルービニ氏は、世界2位の経済大国である中国が今年「経済 の活性化」に向け、1-6月(上期)に追加の預金準備率引き下 げを行い、08年以来となる利下げを行うと予想。中国は今年、中 央政府のトップ交代を控えており、成長率が8%を下回れば「政 治的雑音」が生じることになると同氏は指摘した。

米ニューヨーク大学教授であるルービニ氏は、06年にピーク に達する前に同国住宅市場のバブルを指摘したものの、09年の世 界的な株価の戻りを予想することはできなかった。

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