フィンランド大統領選挙は22日 の投開票の結果、親欧州派の与党、国民連合のサウリ・ニーニスト候 補が得票率37%で首位となり、決選投票に臨むこととなった。フィン ランド国民が単一通貨ユーロを支持していることが確認された。

同国法務省のウェブサイトに掲載された資料によると開票は全て 終了し、その結果、2位は緑の党のペッカ・ハービスト候補(得票率

18.8%)、3位は反ユーロ・キャンペーンを展開した中央党のパー ボ・バユリュネン候補(17.5%)となった。投票率は72.7%だった。

投票結果は、債務危機封じ込めに難航するユーロ圏との関係を断 つよう訴えた政治家に、フィンランド国民が背を向けつつあることを 示唆している。昨年4月の総選挙では、反ユーロを掲げるティモ・ソ イニ党首の真正フィン人党が急伸したが、それから1年経たずに国民 の心理に変化が生じた。大統領選に出馬したソイニ候補の得票率は

9.4%にとどまり、4位に終わった。ニーニスト候補は元バンカーで、 財務相時代の1999年に同国のユーロ導入を実現した。

ニーニスト候補(63)はインタビューで、有権者の間に「ユーロ 批判は広がらなかった」と述べた。

フィンランドは、ユーロ圏で残り4カ国となった最上級「AAA」 格付け国の一つ。ニーニスト候補は2003年まで7年間、財務相を務 め、1990年代初めにリセッション(景気後退)と銀行危機に陥ってい た同国経済の立て直しに尽力した。06年の大統領選では現職のハロネ ン氏に敗れた。大統領を2期務めたハロネン氏は、任期切れに伴い退 任する。

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