オリンパス株価が2週間ぶりの上昇率、東証による上場維持を好感

オリンパスの株価が上昇、一時は 前週末比9.6%高と、10日の28%以来、約2週間ぶりの日中上昇率を記 録している。東京証券取引所が20日に同社の上場維持を決定したことを 好感して買いを集めた。午前9時48分現在は同91円(7.6%)高の1290 円、売買代金は92億円と国内上場株式で首位。

東証は20日、オリンパスの巨額損失の発生や隠ぺいは 「一部の関 与者のみ」によるもので組織的とまでは言えないなどとして、上場廃止 基準に触れるほどではないとの判断を示し、21日付で内部管理体制の改 善を求める「特設注意市場銘柄」に指定する決定を下した。

上場維持の観測は8日の読売新聞朝刊などが先に報じていたが、い ちよし投資顧問の秋野充成運用部長は「正式に発表されたことが好感さ れた」結果、株価の上昇につながったと指摘。上場維持に伴い、損失隠 し発覚への対応で落ち込んだ自己資本の充実に向けオリンパスが検討中 の「資本提携なども、有利に進めることができる」とコメントした。

資本充実策については提携先候補としてソニーや富士フイルムホー ルディングスなどが報じられているが、高山修一オリンパス社長は18日 の会見で、こうした「報道に出ている会社と具体的な話をしている経緯 は全くない」と発言。提携は4月後半予定の臨時株主総会で刷新された 後の新経営陣がまとめる事項だと述べていた。

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