ドイツ:予算削減だけで欧州危機は終わらず-ウェスターウェレ外相

ドイツのウェスターウェレ外相は 20日、欧州が予算削減だけに頼っていては債務危機を終わらせるため の取り組みは機能しないとの見方を示した。

ウェスターウェレ外相はワシントンのブルッキングズ研究所で講演 し、欧州には債務抑制とともに、ユーロ圏17カ国の競争力の格差拡大 に歯止めをかけることが必要だと述べた。経済成長に向けた欧州連合 (EU)の資金活用などがこうした措置に含まれるという。同相の発言 は電子メールで配布されたテキストに基づく。

同相は、「私は決して緊縮財政だけを提唱しているわけではない。 予算削減だけで成果を挙げることはないだろう」と話し、ドイツが財政 責任という「不器用な趣味」にとらわれているという「都市伝説」は間 違いだと言明した。

ウェスターウェレ外相のコメントは、2009年遅くにギリシャで始 まったソブリン債危機がユーロ圏をリセッション(景気後退)に陥れよ うとする中、メルケル独首相率いるドイツ政府が景気刺激に向け一段の 措置が必要であると認識していることを示している。メルケル首相は危 機対策の柱として財政赤字をより厳格に抑制する「財政協定」を推し進 めている。

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