米国市場の中国株、5週連続で上昇-人民銀の資金供給が追い風

米国市場で取引される中国株の週 間ベースでの上昇が5週連続となり、この1年3カ月で最長となった。 中国人民銀行(中央銀行)が景気浮揚に向け、春節(旧正月)の連休 を前に市場に資金を供給したことが影響している。

米国で取引される中国企業トップ55社を対象とした時価総額加 重ベースの株価指数、ブルームバーグ中国・米国55指数は20日に

0.1%高の101.26となり、週間上昇率は1.7%と、5週連続の値上が りとなった。先週はソフトウエアを手掛けるアジアインフォリンケー ジ(亜信聯創)が週間ベースで48%上昇した。中国の国有ファンドが プレミアムが付く額で買収を申し出たことが手掛かりとなった。

人民銀は先週、公開市場操作で3530億元(約4兆3000億円)を 市場に供給。中国の2011年10-12月(第4四半期)の成長率は10 四半期ぶりの低い伸びに鈍化しており、中国当局が融資や信用への規 制をさらに緩和するとの観測が広がっている。

スタイフェル・ニコラス(ボルティモア)の上場投資信託(ET F)トレーディング・戦略責任者、デーブ・ラッツ氏は「人民銀が金 融緩和を進めるにつれ、中国株への資金流入は増えるだろう」と指摘。 「最近の動きに伴い、市場に流動性が若干あふれている」と述べた。

人民銀は先月、08年以来となる預金準備率の引き下げを実施した が、1年物の貸出基準金利は昨年7月以来、6.56%に据え置いている。 人民銀は5大銀行が1-3月(第1四半期)の貸し出しを前年同期比 最大5%引き上げることができるようにする方針だと、関係者2人が 先週、匿名で語っている。

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