加RIM株が下落-辞任した共同CEO2人の後任人事が影響

23日の米株式市場で、スマー トフォン(多機能携帯端末)「ブラックベリー」を製造するカナダ のリサーチ・イン・モーション(RIM)の株価が下落した。米 アップルとの競争で苦戦を強いられる中、辞任した共同最高経営 責任者(CEO)兼会長のジム・バルシリー、マイク・ラザリデ ィス両氏の後任に、大幅な変革は必要ないと語っている社内幹部 が起用されたことが嫌気された。

RIMの発表によると、トルステン・ハインス最高執行責任 者(COO)がCEOに即時就任する。同氏は4年前に欧州最大 のエンジニアリング会社、独シーメンスからRIMに移籍した。 会長には取締役のバーバラ・スタイミースト氏が就く。1984年に RIMを設立したラザリディス氏は副会長となる。バルシリー氏 は経営上の役割を持たないメンバーとして取締役会にとどまる。

モバイル・コンピューティング市場ではスマートフォン(多 機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」やタブレット型 コンピューター「iPad(アイパッド)」などの普及が進んでい るが、バルシリー、ラザリディス両氏がアップルやグーグルの躍 進を阻止できる兆しはほとんど見られなかった。販売低迷を受け RIMの株価は昨年75%下落し、競争に必要な機能が製品に搭載 されていないとして両氏は投資家の批判を浴びていた。

23日のRIMの株価終値は前週末比8.5%安の15.56ドル。

モルガン・スタンレーのアナリスト、エハッド・ゲルブラム 氏(ニューヨーク在勤)は「ハインス氏は製品製作分野の人で、 明確なビジョンはない」と指摘。「ブラックベリーの必要性を人々 に示す必要があるが、それはハインス氏には極めて難しいだろう」 と述べた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE