【ECB要人発言録】欧州国債市場で利回りが劇的に低下-ドラギ総裁

1月16日から22日までの欧州中 央銀行(ECB)要人らの主な発言は次の通り(記事全文は発言者の 氏名をクリックしてください)。

<1月19日> ドラギ総裁(アブダビでの記者会見):2012年のユーロはより良い状 態になると確信している。現在の状況を生んだ2つの根本的な原因、 つまり財政規律の欠如と構造改革の不在という問題に対して進展があ ったからだ。国債市場の多くで利回りが劇的に低下した。景気見通し には下振れリスクがある。

ドラギ総裁(アブダビでの記者会見):債券購入プログラムの後継とな る計画は認識していない。

アスムセン理事(独公共ラジオDLFとのインタビュー):各国首脳と 政府による欧州安定化メカニズム(ESM)強化の決定と、とりわけ ESMの発足を早めて欧州金融安定ファシリティー(EFSF)と一 時的に同時並行させる決断を強く支持する。われわれは危機感染を抑 えるための本当に高い防火壁を必要としている。

ゴンサレスパラモ理事(仏紙レゼコーとのインタビュー):(資金供給 プログラムの効果について)銀行が資金繰り不能に陥るリスクが解消 された。

<1月18日> バイトマン独連銀総裁(ルートビヒスブルクでの講演):ECBは無制 限に国債を購入し、利回りを抑制するというバズーカ砲もしくは禁じ 手に頼るべきだとする声も一部にあり、そうすべきではない法律、経 済、政治面での理由が数多くある。

<1月17日> ノボトニー・オーストリア中銀総裁(WSJに対し発言):われわれは 可能な代替策を模索しているが、現時点では証券市場プログラム(S MP)を停止できるところまで議論が進んでいない。追加利下げにつ いて具体的な計画はなく、これまでに導入した流動性措置の効果を見 極める。

<1月16日> ドラギ総裁(仏ストラスブールの欧州議会で):情勢は極めて深刻であ り、この事実から逃げ腰になってはならない。2011年の最後の数カ月 には、特定の国の持続可能性と金融システムの回復力をめぐる不透明 感に暗い成長見通しが重なり、金融市場とひいては実体経済の正常な 機能の混乱につながった。

ドラギ総裁(仏ストラスブールの欧州議会で):市場はかなりの程度、 こうした格付け変更を想定し織り込んでいたようだ。格付け無しで済 ませる方法、あるいは、少なくとも格付け会社にさほど頼らずに信用 力を評価できるやり方を習得するべきだ。

ノボトニー・オーストリア中銀総裁(国営テレビの討論会で):(S& Pは)財政再建策とECBによる極めて限定的な政策を組み合わせる われわれの戦略について全般的な疑念を持っている。彼らのモデルは 米国か英国のものであり、両国では中央銀行自身が大量に国債を購入 している。どちらを優先すべきかは、根本的に政治的な議論だ。

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