欧州債(20日):ドイツ債が続落-危機解決への期待で逃避需要が後退

20日の欧州債市場ではドイツ 国債が続落。フランスを含むユーロ圏諸国が今週実施した国債入札で 借り入れコストが低下したほか、欧州の当局者が債務危機を収束させ つつあるとの見方から売りが優勢になった。

ドイツの2年債利回りは一時、ほぼ1カ月ぶりの高水準に達した。 欧州株が週間ベースで5週連続高となり、域内で最も安全とされる同 国債の需要が弱まった。ブルームバーグが入手した欧州連合(EU) の財政協定の草案によると、各国は財政赤字の規則強化に向けて協議 している。

ギリシャ2年債は大幅安。ギリシャ政府と同国債の民間保有者を 代表する国際金融協会(IIF)の協議が3日目に入ったことが売り 材料。

モニュメント・セキュリティーズの債券アナリスト、マーク・ オストワルド氏(ロンドン在勤)は「ユーロ圏諸国が今週実施した国 債入札が順調だったほか、ほぼ1週間を通じて株式市場の地合いが総 じて堅調だったことから全般的に安心感が広がっている」と述べた。

ロンドン時間午後4時52分現在、ドイツ10年債利回りは前日 比7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.93%。 週間では16%上昇した。同国債(表面利率2%、2022年1月償還) 価格はこの日、0.6下げ100.66。一方、2年債利回りは0.21% で、前日からほぼ変わらず。一時は0.24%まで上げ、先月23日以 来の高水準を付けた。

ギリシャの2022年償還債の利回りは前日比24bp上昇し

34.16%、価格は0.19下げ20.64となった。2年債利回りは 412bp上げ180.42%に達した。

ブルームバーグと欧州証券アナリスト協会連合会(EFFAS) がまとめた指数によると、ドイツ国債の年初来のリターン(投資収益 率)はマイナス0.2%。フランス国債もマイナス0.2%となった一 方、ギリシャ国債はマイナス1.4%。

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