ソニーとパナソニックを1段階格下げ、テレビなど苦戦とムーディーズ

米格付け会社ムーディーズ・インベ スターズ・サービスは20日、ソニーの長期格付けを「A3」から「Ba a1」に1段階引き下げたと発表した。円高などによるテレビ事業の赤 字継続に伴う収益への悪影響を織り込んだ。見通しは「ネガティブ」と した。

ムーディーズは同日、パナソニックの長期格付けも「A1」から 「A2」に一段階下げた。テレビ事業の苦戦だけでなく、完全子会社化 した三洋電機の電子部品事業などの収益低迷も理由に挙げた。ソニー広 報担当の今田真実氏とパナソニック広報の門田晃氏はいずれも、格下げ へのコメントを差し控えた。

ソニーは昨年11月、テレビ事業を拡大戦略から縮小均衡に転換させ ると発表。今期(2012年3月期)の同事業は8年連続、累計6500億円強 の営業赤字となる見通しで、黒字化目標は14年3月期。今期の同社の連 結純損益も4年連続で赤字の見込み。パナソニックもテレビ事業の抜本 リストラにより、今期は過去最悪規模の純損失4200億円を計上見込み。

--取材協力:Mariko Yasu. Editors: 上野英治郎, 室谷哲毅

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