IMF専務理事ら、成長脅かす財政緊縮に警告-ダボス会議控え表明

国際通貨基金(IMF)のラガ ルド専務理事は、来週にスイスのダボスで開催される世界経済フォー ラム(WEF)年次総会を控え、世界の金融・貿易関係機関の首脳と ともに、成長を脅かす財政緊縮に警告を発した。

WEFのグローバル・イシューズ・グループ(GIG)のメンバ ーは各国政府に対し、ソブリン債危機の収束と成長促進に向け、欧州 の混乱に歯止めをかけ、金融機関の信頼を取り戻す必要があると訴え た。GIGにはラガルド専務理事、世界銀行のゼーリック総裁、世界 貿易機関(WTO)のラミー事務局長のほか、8つの多国間および地 域機関のトップが含まれる。

GIGは、政策当局者は成長や雇用の見通しを悪化させるのでは なく向上させるように財政再建を実施すべきだと指摘。欧州債務危機 が悪化した場合に世界経済を保護するため、IMFは今週、融資能力 を最大5000億ドル(約38兆5000億円)引き上げる方針を発表した。

GIGは「将来の成長見通しに重荷となる重大で切迫した課題に、 世界は直面している」とし、「2012年に入り、われわれは世界経済の 減速と不透明感の拡大、高い失業率」、保護主義政策に傾く可能性を 「懸念している」と表明した。

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