米インテル:1-3月期売上高見通し、一部アナリスト予想上回る

世界最大の半導体メーカーである 米インテルの1-3月(第1四半期)の売上高見通しは、一部のアナリ スト予想を上回った。パソコン(PC)生産の抑制につながっていたデ ィスクドライブ不足が解消される可能性が示唆された。米時間外取引で 株価は上昇した。

19日の発表資料によると、今年1-3月期の売上高は128億ドル (約9900億円)のプラスマイナス5億ドルになる見通し。ブルームバ ーグがまとめたアナリスト予想平均は128億ドルだった。

昨年は過去70年で最悪のタイ洪水の影響でPC生産が滞り、イン テルは12月に10-12月期売り上げ見通しの下方修正を余儀なくされ たが、今年に入って生産は回復している。また、企業がデータセンター 向けのサーバー購入を増やしていることや、欧米諸国以外で消費者のP C需要が高いこともインテルの追い風になった。

米シンクエクイティ・パートナーズのアナリスト、スジ・デシルバ 氏は、「われわれが聞いている範囲では、サーバー需要、法人需要に加 え、新興市場も問題ない」と指摘。「10-12月期見通しの10億ドル 引き下げは、PC需要で控えめに目標を設定しようとする試みだった」 と説明した。

インテルのステーシー・スミス最高財務責任者(CFO)はブルー ムバーグテレビジョンとのインタビューで、今年の売上高は、法人需要 に加え、新興国市場での個人需要が欧州債務危機の悪影響を相殺するこ とから、「一桁後半」の伸びとなる見通しだと語った。

株価上昇

決算発表後の時間外取引で、同社の株価は上昇し一時26.25ドル を付けた。通常取引終値は前日比ほぼ変わらずの25.63ドル。年初来 では5.7%上げている。

昨年10-12月(第4四半期)決算は、純利益が33億6000万ドル (1株当たり64セント)と、前年同期の31億8000万ドル(同56セ ント)から増加した。売上高は前年同期比21%増の139億ドルとなっ た。同社は先月、売上高の見通しを約10億ドル下方修正し、137億ド ルのプラスマイナス3億ドルとしていた。

インテルはまた、1-3月期の粗利益率が約63%になる見通しを 示した。アナリストの予想平均は62.4%。同社は今年通期見通しは約 64%とした。

同社は今年の設備投資は125億ドルのプラスマイナス4億ドルに なるとした。昨年は108億ドルだった。

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