米グーグル10-12月期:売上高と利益が予想下回る-欧州景気減速

インターネット検索最大手、米 グーグルの昨年10-12月(第4四半期)決算は、売上高と利益がア ナリストの予想を下回った。欧州の景気失速で広告収入が落ち込んだ ことが示唆された。

グーグルがウェブサイトに掲載した発表文によると、売上高は提 携先サイトへの支払い分を除いたベースで81億3000万ドル(約 6300億円)となった。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均 は84億1000万ドルだった。一部項目を除いた1株利益は9.50ドル と、アナリスト予想平均の10.50ドルを下回った。発表を受け、同社 の株価は一時、10%安となった。

売上高の半分以上を米国以外で計上するグーグルは、ソブリン債 不安の広がる欧州の景気減速のあおりで成長が抑えられた。これが一 因となり、同社のウェブサイトや動画共有サイト「ユーチューブ」で の広告収入が期待外れに終わったとベンチマークのアナリスト、クレ イ・モラン氏は指摘した。グーグルは10-12月に全ての広告1クリ ック当たりの利益が減ったことも明らかにした。

グーグルの株価は決算発表後の時間外取引で一時573ドルまで下 落した。通常取引終値は前日比1.1%高の639.57ドル。

海外売上高

同社によると、10-12月期の海外売上高は全体の53%と、7- 9月(第3四半期)の55%から低下した。モラン氏によると、10- 12月期の欧州オンライン広告売上高は約5%増と、昨年1-6月(上 期)の20%増から落ち込んだ。

B.ライリー・アンド・カンパニーのアナリスト、サミート・ シンハ氏は「大部分は欧州が要因だ」と述べ、「こうした雲が消え去 るまでは業績鈍化が続く恐れがある」と予想した。

グーグルによると、純利益は27億1000万ドル(1株当たり

8.22ドル)で、前年同期の25億4000万ドル(同7.81ドル)から増 加した。営業費用は33億8000万ドルに増加し、売上高の32%を占 めた。前年同期の営業費用は売上高の30%だった。

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