ゴールドマンとJPモルガン:ウォール街悲観派と一線、CEOが自信

JPモルガン・チェースとゴール ドマン・サックス・グループは同業他社と一線を画している。いずれ の最高経営責任者(CEO)も、トレーディング業務にとって最悪だ った2011年を乗り越えウォール街が復活すると信じている。

アナリストは必ずしもジェイミー・ダイモン、ロイド・ブランク ファイン両CEOと同意見ではないようだ。米銀大手6行中4行が発 表済みの11年10-12月(第4四半期)決算は、業界が3四半期連続 でトレーディング・投資銀行事業の収入減に見舞われたことを示した。 決算後の電話会議でアナリストらがこぞって経営陣に投げ掛けたのは、 「取引高、利益、報酬の減少は一時的なものなのか、永続的なのか」 という問いだ。

FBRキャピタル・マーケッツのアナリスト、ポール・ミラー 氏は、「議論の的となっている点だ」として、「多数の弱気派が規制と レバレッジ解消の結果だと言う一方、循環的なものだという意見もあ る。私は両方だと思う」と話した。

昨年の後半は欧州債務危機が取引と企業活動を鈍化させた。経営 陣とアナリストが知りたいのは、規制強化と厳格な資本要件、低成長 が投資銀行事業の収入を低水準で固定化するのかどうかということだ。

クレディ・スイス・グループ、UBS、ロイヤル・バンク・オブ・ スコットランド・グループ(RBS)はいずれも投資銀行部門の縮小 を決め、昨年11月初めから今までに約8300人を減らす計画を発表し ている。

クレディ・スイスのブレイディ・ドゥーガンCEOは昨年11月1 日、7-9月(第3四半期)利益がアナリスト予想を下回った後アナ リストらに「顧客活動の低水準、低金利、市場の不安定、政治的不透 明などの逆風がやむことを望んできたが、この傾向が長期にわたり続 くことが今や明らかになった」と述べた。

一方、ダイモン・ブランクファイン両氏は、投資銀行にとって市 場と利益が回復すると投資家を安心させようと努める。ブランクファ イン氏は同月15日の投資家会議で「世界は突然元に戻る。人々が考え ているよりも早くそうなり、驚かせるだろう」と語った。

昨日ゴールドマンが発表した11年10-12月期のトレーディング 収入は前四半期から25%減だったが、決算発表後のデービッド・ビニ アー最高財務責任者(CFO)の発言はブランクファイン氏と同様の 強気を示した。「今は明らかに循環的な下降局面だ」とし、「循環的な 活動は低水準だが、それは回復する。いつになるかは分からないが回 復する」と同CFOは語った。

ダイモン氏はJPモルガンの決算発表後の13日の電話会議で、投 資銀行は不安定な商売だと指摘。「慎重に経営し、変動はつきものだと 理解しなければならない。低い数字が永久的なものだとは思わない。 活動は戻ってくる。そして数字は再び高くなるだろう」と語った。

シティグループのビクラム・パンディットCEOはそれほど確信 がない。同CEOは17日、「魔法の答えというものはない。活動のど の部分が循環的な要因で、どの程度が永久的なものなのかを読み解く のは非常に難しい」と述べた。

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