S&P500、87年以来の好発進-FRB議長の政策が欧州不安を払拭か

米株式相場が過去25年で最良 のスタートを切っている。バーナンキ連邦準備制度理事会(FR B)議長が欧州債務危機から米経済を守るために十分な手を打っ ているとの投資家の見方が背景にある。

ブルームバーグの集計データによると、S&P500種株価指数 は年初来上昇率が4%と、1987年最初の11日営業日の10%高以 降で最良。企業収益はアナリスト予想を過去3年で最も大幅に下 回っているものの、雇用や製造業、自動車販売の改善を追い風に 米株式相場は前四半期からの上昇基調を維持している。前四半期 の上昇率は10-12月(第4四半期)としては2003年以来最大だ った。

バーナンキFRB議長は08年末以降、政策金利を据え置いて いる。ブルームバーグの集計データによれば、金利据え置きは少 なくとも1971年以来最長。10年物米国債利回りは昨年末に過去最 低まであと0.25ポイント以内の水準となり、前四半期の米経済成 長率は3.1%と予測されているだけに、FRBの低金利政策を追い 風に投資家が一段と株式に向かう可能性があると、パイオニア・ インベストメンツの運用担当者、ジョン・キャリー氏(ボストン 在勤)は指摘する。

キャリー氏は18日の電話取材に対し、「FRBは方針を維持 する公算が大きい」と述べ、「FRBが利上げを検討しているとい うような兆候は全く耳にしてはいない。このため株式は収益の観 点から投資妙味が出てくるだろう」と語った。

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