ブラジル政府がレアル高阻止へ対策検討、年初からの上昇受け-当局者

ブラジルのルセフ政権は、通貨レ アルの上昇に歯止めをかける措置を検討している。政権内の協議に詳 しい当局者1人が明らかにした。レアルは年初からパフォーマンスが 他の全ての主要通貨を上回っている。

この件について公に発言する権限がないとして同当局者が匿名で 語ったところによると、過度のレアル高を阻止するため、政府はいつ でも行動する可能性があるという。

レアル相場上昇による国内製造業への打撃を和らげるため、政府 は2010年以降、海外投資家による確定利付証券の購入に課すIOF税 (金融取引税)の税率を3倍に引き上げたほか、海外からの借り入れ に対する課税対象を拡大。デリバティブ市場でのドル売り持ち高への 規制も強化した。

レアルの年初からの上昇率は5.4%と、ブルームバーグが継続調 査する主要16通貨の中で1位。ここ半年間の下げを一部打ち消してい る。レアル急落を受け、ブラジル中央銀行は昨年9月、それまで続け ていたレアル高阻止の戦略を転換していた。レアルは18日、前日比

1.1%高の1ドル=1.7671レアルと、昨年11月14日以来の高水準を 付けた。

CMキャピタルマーケッツのシニアエコノミスト、マウリシオ・ ナカホド氏(サンパウロ在勤)は電話インタビューで、「政府はレアル が1ドル=1.60レアル近くに上昇するまで待つだろう」と指摘。「市 場でのドル買いといった直接介入や課税措置などさまざまな策を講じ ることが可能だ」と述べた。

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