ウォール街手法と一線画するウェルズF-「番付のための競争しない」

【記者:Dakin Campbell】

1月18日(ブルームバーグ):時価総額で米最大の銀行ウェルズ・ ファーゴは、投資銀行と資本市場部門のランキングでライバルの金融 機関を追い抜きつつあるが、ジョン・スタンプ最高経営責任者(CE O)はそれを意に介さない様子だ。

スタンプCEOは17日の電話会議でアナリストの質問に対し、 「われわれは投資銀行と資本市場を別の商品、つまり矢筒の中にある 別の矢だと考えている。その辺の番付の順位によって動かされること はない」と語った。

ウェルズ・ファーゴは2008年のワコビア買収に伴って取得した投 資銀行部門の強化に動いている。しかし、経営幹部らは一連のインタ ビューや電話会議で、リスクの高い金融業界の慣行を避けるとともに、 顧客を重視し、ウォール街(米金融街)のライバルとは異なる手法で 事業を拡大する考えを示している。

同行の投資銀行・資本市場事業の責任者、ジョン・シュルーズベ リー氏は「それが他の金融機関の事業戦略だとしても、われわれはラ ンキングの順位を上げるためだけに競争するつもりはない。市場シェ アの数字は最近の顧客との取引状況を反映するものであり、番付表の 順位は副産物にすぎず、それ自体が目的ではない」と話す。

ウェルズ・ファーゴの17日の発表によれば、昨年の米国における 投資銀行の手数料収入に占める同行のシェアは5.1%と2010年の

4.2%から拡大した。11年10-12月(第4四半期)の純利益は41億 1000万ドル(約3155億円)と前年同期比20%増加した。

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