ブラジル中銀:政策金利を0.5ポイント引き下げ-4会合連続

ブラジル中央銀行は18日の金融政 策委員会で、政策金利を0.5ポイント引き下げることを決定した。利 下げは4会合連続。過去3回の利下げ幅も0.5ポイントだった。欧州 債務危機の影響から同国を守るため昨年8月に始めた金融緩和局面を 継続する。

中銀は政策金利を10.5%と、これまでの11%から引き下げること を全会一致で決めた。ブルームバーグがまとめた67人のアナリスト調 査では全員が0.5ポイントの利下げを予想していた。

中銀は前回の会合と同様の内容となった声明文で、政策金利の「緩 やかな調整」は2012年にインフレ率を4.5%の目標水準に低下させる ことと矛盾しないと説明した。

ブラジルは昨年7-9月(第3四半期)に09年以来のマイナス成 長に陥り、他の新興国に先駆けて利下げに動いた。インフレ率はブラ ジル中銀の予想に沿って鈍化しており、欧州が債務危機をめぐる投資 家の懸念払しょくに苦戦していることから、同中銀は3月に0.5ポイ ントの追加利下げに動くと、CMキャピタル・マーケッツのチーフス トラテジスト、ルシアノ・ロスターニョ氏はみている。

ロスターニョ氏は政策金利決定の発表前に電話取材に対し、「中銀 が8月に示した計画の変更を予定している気配はない」とし、「利下げ 開始のきっかけは海外の危機だった。金融緩和局面の長さは危機がど う展開するかによって決まる」と予想した。

世界的な成長鈍化でも、トンビニ中銀総裁は今年と来年のインフ レ率について、目標値である4.5%に戻すという公約を守れないと、 アナリストらはみている。中銀が13日に実施したエコノミスト調査に よると、消費者物価は12年に5.3%、13年は5%それぞれ上昇し、政 策金利は13年に10.25%に引き上げられる見通しだ。昨年のインフレ 率は6.5%と、目標レンジの上限だった。

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