米国:LNG輸出で国内価格54%上昇の可能性-認可見直しで報告書

液化天然ガス(LNG)輸出に伴 い米国のLNG価格が最大54%上昇する可能性があるとの見方を、エ ネルギー情報局(EIA)が報告書で示した。この報告書は、米エネル ギー省(DOE)が輸出認可見直しのために依頼し作成された。

報告書の結果は、生産コストが上昇するとして輸出に反対している 製造業者の主張を支持する形となった。水圧破砕によってガス生産が増 加する中、キャメロン・ガスターミナル(ルイジアナ州)を保有するセ ンプラ・エナジーやマッコーリー・グループと提携しているフリーポー トLNG、ドミニオン・リソーシズがLNG輸出の認可を求めている。

DOEの調査機関であるEIAによると、輸出しない場合を含め、 いかなる状況下でも米国の天然ガス価格は上昇が予想される。ガス価格 は今月、過去最安値まで下げた。

EIAは報告書で「輸出水準が急激に増加すれば、価格は当初、大 幅に上昇するとみられるが、上昇ペースは数年以内に和らぐ」と指摘。 「輸出水準の増加が鈍化すれば価格上昇は漸進的になるが、最終的には 2025-35年の10年間の平均価格が上昇する」との見通しを示した。

シェニエール・エナジーが昨年5月にルイジアナ州サビンパスから のガス輸出について米政府の認可を受けたことから、米工業エネルギー 消費企業団体(IECA)加盟企業など天然ガスを利用する製造業者が ガス輸出は国内の価格上昇につながる可能性があるとして抗議してい た。

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