スペイン:19日に国債入札、最大45億ユーロ-中長期債需要の試金石に

スペインの19日の国債入札は、 年初以降の借り入れコスト低下や需要増加が見られる中で、投資 家心理を見極める試金石となる。

スペイン財務省は同日、2016年と19年、22年に償還予定の 中長期債を最大45億ユーロ(約4400億円)入札する。2日前の 短期債入札での借り入れコストは、同年限の前回入札時の半分に 低下した。

みずほインターナショナルの欧州担当チーフエコノミスト、 リッカルド・バルビエリ氏(ロンドン在勤)はスペインの前回入 札での旺盛な需要について、欧州中央銀行が昨年12月21日の3 年物オペで金融システムに4890億ユーロを供給したことが要因か もしれないと指摘した。クレディ・アグリコル・コーポレート・ アンド・インベストメント・バンクによると、19日の入札が目標 上限に届けば同国は今年の調達必要総額の16%を確保することに なり、昨年の同時期の9%を上回るペースになるという。

18日の10年物スペイン国債利回りは5.15%と、昨年11月17 日に付けた14年ぶり高水準の6.78%から低下している。2年債利 回りは3.04%で、今月13日には1年2カ月ぶり低水準の2.80% を付けていた。

スピロ・ソブリン・ストラテジー(ロンドン)のマネジング ディレクター、ニコラス・スピロ氏は「19日の中長期債入札でス ペインに対する基本的な投資家心理をより正確に判断できるだろ う」と述べ、「イタリアと同様、スペイン財務省にとっては中長期 債が試金石になる」と語った。

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