フランスとスペイン、国債入札で計146億ユーロ発行-ともに「力強い」

フランスとスペインは19日の 国債入札で、合わせて146億ユーロ(約1兆4500億円)相当を発 行した。いずれも格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S& P)による格下げ後で初の中・長期債入札だったが、調達コストは格 下げ前よりも低くなった。

フランスは目標上限にほぼ一致する79億7000万ユーロを発行。 指標銘柄の2年債の平均落札利回りは1.05%と、昨年10月の入札 時の1.58%から低下した。スペインは2016年と19年、22年に それぞれ期限を迎える債券計66億1000万ユーロ相当を発行した。 目標上限は45億ユーロだった。22年償還債の平均落札利回りは

5.403%と、前回入札時(昨年11月)の6.975%を下回った。

S&Pは13日にフランスを最上級の「AAA」から1段階引き 下げて「AA+」とし、スペインは2段階の格下げで「A」とした。 昨年12月13日以降のスペイン入札では、いずれも発行高が目標を 上回っている。欧州中央銀行(ECB)が昨年12月21日のオペで 3年物資金を大量供給したことが需要を支えている。

INGグループの先進市場債券・金利戦略責任者、パドライク・ ガービー氏(アムステルダム在勤)はインタビューで、「両国とも良 好な力強い入札だった」として、「スペインは同国国債への需要が十 分にあることを示した。入札結果は比較的建設的だったここ数週間の センチメントとぴったり一致した。ECBの措置が助けになったこと は間違いない」と語った。

スペインの22年償還債の応札倍率は2.17倍。昨年11月は

1.54倍だった。16年償還債の利回りは4.021%と今月12日入札 時の3.912%に比べ高くなったが、応札倍率は3.24倍と先週の

1.71倍を上回った。

そのほかフランスが発行した10年物インフレ連動債4億2500 万ユーロの利回りは1.07%と、昨年11月17日の2.32%から低 下した。

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