粗糖トレーダー:過去5年で最大の供給過剰、終了と予想-相場上昇か

トレーダーらは、2007年以来の 高水準に達している粗糖の供給過剰が次の収穫期に縮小するとみて半年 前の相場見通しを変更している。これにより、過去約10年で最大の相 場下落が終了する可能性が高まっている。

ICEフューチャーズUS(ニューヨーク)の粗糖先物2013年3 月限は12年7月限を3.9%上回る水準で取引されている。半年前は

6.6%下回っていた。国際砂糖機関(ISO)と米農務省(USDA) は来シーズンの予想をまだ発表していないが、先物市場は見通しの変化 を反映している。ブルームバーグがアナリストとトレーダー21人を対 象に実施した調査の中央値によると、粗糖相場は12月31日までに最 大12%上昇し1ポンド当たり27セントになると見込まれている。

粗糖供給は3年連続で不足した後、過剰に転じた。相場は昨年 27%下げ、01年以降で最大の下落率を示した。トレーダーらは現 在、生産の38%を占めるインドとブラジルの生産高見通しを注視して いる。粗糖相場が上昇すれば世界の食料価格の下落が抑制される可能 性がある。国連の食料価格指数は昨年12月に1年2カ月ぶりの低水 準に低下した。

取引のほか資源生産会社や加工会社への助言を手掛けるINTL・ FCストーン(ブラジル)のリスク管理担当シニアコンサルタント、ブ ルーノ・リマ氏は「粗糖は過剰が予想されていたが供給懸念が広がり始 めている」と指摘。「現時点で粗糖供給は潤沢で、それが7月限の安値 に反映されている。一方、ブラジルの生産業者が収穫高を懸念してお り、インドなど他の国々でも生産が減少するとの観測が高まっているた め13年3月限は上昇している」と述べた。

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