オバマ米大統領、サマーズ氏を次期世銀総裁候補に検討中-関係者

オバマ米大統領は年内に任期満了 となるゼーリック世界銀行総裁の後任としてサマーズ前国家経済会議 (NEC)委員長の指名を検討している。事情に詳しい関係者2人が 明らかにした。

関係者の一人によると、サマーズ氏はホワイトハウスの当局者に 世銀総裁職への関心を示しており、ガイトナー財務長官やスパーリン グNEC委員長など政権内部から支持を受けている。もう一人の関係 者によると、クリントン国務長官も他の候補者と共に総裁への起用が 検討されているという。両関係者はいずれもホワイトハウスの内部協 議だとして匿名を条件に語った。

ブレイナード米財務次官(国際金融担当)が次期総裁候補者のリ ストをまとめている。ゼーリック総裁は当時のブッシュ大統領から指 名され2007年7月に就任した。世界銀行の総裁は慣例として米大統 領が選び、国際通貨基金(IMF)の専務理事は欧州の首脳が選んで いる。総裁候補は世銀の理事会の承認を受ける。

カーニー米大統領報道官はコメントを控えた。サマーズ氏は対応 できないとアシスタントのジュリー・シャンプル氏は述べた。クリン トン国務長官の報道官のフィリップ・ライネス氏もコメントを拒否し た。

サマーズ氏が指名されれば、クリントン政権での財務長官とオバ マ政権でのNEC委員長を務めた当時の職務内容やハーバード大学学 長時代のことも厳しく審査されるとみられる。サマーズ氏は世銀のチ ーフエコノミストを務めていた1991年に、発展途上国が先進国からの 汚染を容認すれば恩恵を得る可能性があると論じたメモに署名してお り、こうした過去の世銀での職務の一部も批判を受ける恐れがある。

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