欧州株:総じて上昇、IMFの資金増強案を好感-コメルツ銀は下落

18日の欧州株式相場は総じて 上昇した。国際通貨基金(IMF)が融資能力の増強へ最大5000億 ドル(約38兆4000億円)の調達を目指すと発表したほか、ギリシ ャが民間債権者との合意に近づいたことが材料視された。

フランスのホテル会社アコーは上昇。2011年の売上高が増加し、 利益見通しも従来通りで据え置いたことが手掛かり。一方、ドイツの コメルツ銀行は下落。米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・ サービスによる同行の銀行財務力格付け(BFSR)引き下げを受け て売られた。

ストックス欧州600指数は前日比0.1%未満上げて253.48で 終了。5カ月ぶり高値圏を維持した。騰落率は3対2。同指数は年初 来これまでに3.7%上昇した。

IGインデックスの市場アナリスト、クリス・ボーシャン氏(ロ ンドン在勤)は「IMFの融資能力拡大をめぐる観測が相場を押し上 げる一因となった可能性はある」と指摘。そのうえで「まだ提案段階 にすぎず、決定されたわけではない」と続けた。

IMF報道官の声明によると、同基金は今後数年に1兆ドルの資 金が必要となる可能性があるとの結論に達し、欧州債務危機の影響か ら世界経済を守るために資金増強を図る。加盟国と協議するまではこ れ以上のコメントはしないという。

この日の西欧市場では、18カ国中12カ国で主要株価指数が上 昇した。

仏アコーは前日比4.3%高。同社発表によれば、2011年の売り 上げは2.5%増加。利払い・税引き前ベースの通年利益見通しは据え 置くとした。

コメルツ銀行は1.7%下落。ムーディーズ・インベスターズ・サ ービスは、コメルツ銀の銀行財務力格付け(BFSR)を「C-」か ら「D+」に1段階引き下げた。

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