英国債:上昇、10年債と30年債利回りは過去最低-雇用情勢の悪化で

18日の英国債相場は上昇。10 年物と30年物の利回りはそれぞれ過去最低を付けた。英国で昨年9 -11月の失業率が予想に反して上昇したことを受けた。

世界銀行が世界の成長率見通しを引き下げたこともあり、10年 債と2年債の利回り格差(スプレッド)は縮小。2009年1月以来の 最小となった。

RIAキャピタル・マーケッツの債券ストラテジスト、ニック・ スタメンコビッチ氏(エディンバラ在勤)は「英雇用市場は一段と悪 化する公算で、個人消費に響くだろう」と指摘。「欧州の債務危機が 解決する兆しが出てくるか英景気が改善されない限り、10年債利回 りは2%を下回ったままのはずだ」と付け加えた。

ロンドン時間午後4時51分現在、10年債利回りは前日比ほぼ 変わらずの1.96%。一時は1.917%と、ブルームバーグが1989年 にデータ収集を開始して以来の最低を付けた。同国債(表面利率

3.75%、2021年9月償還)の価格は0.025上げて115.64。30年 債利回りもほぼ変わらずの2.99%。過去最低の2.93%まで下げる 場面もあった。

英政府統計局(ONS)がこの日発表した国際労働機関(ILO) 基準の昨年9-11月の失業率は8.4%と、6-8月の8.1%から上 昇。世銀は前日、今年の世界経済の成長率見通しをプラス2.5%と、 昨年6月に示した同3.6%から修正した。

ブルームバーグ収集のデータによると、2年債と10年債のスプ レッドは2bp縮小して154bp。昨年7月には256bpまで広が っていた。

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