グーグルも米ネット著作権保護法案に反対、黒帯でアイコン隠して抗議

米グーグルなどの大手インター ネット企業は、米議会で審議中のネット上での著作権保護法案に対し、 インターネット企業としての強みを利用する形で抗議活動を展開して いる。この法案については映画・音楽業界が支持する一方、インター ネット企業はネット検閲を助長し技術革新を阻害するとして反対の姿 勢を示している。

世界で最も利用されている検索エンジンを運営するグーグルは 18日、議会で審議中の「オンライン海賊行為防止法案」(SOPA) への反対を呼び掛けるリンクをホームページ上に貼り付けた。同法案 に対しては、オンライン百科事典「ウィキペディア」など他のウェブ サイトも反対している。米調査会社コムスコアによると、米国でのグ ーグルを利用した検索回数は昨年12月、1日当たり約4億回に上っ た。

ニューヨーク大学ワグナースクールのローガン・カーシュ副学部 長はSOPAについて、エンターテインメント業界の支持で当初は 「議会通過に向けた順調な動き」を見せていたが、グーグルのほか、 ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のフェースブッ クやツイッターによる抗議活動がその動きを遅らせていると指摘した。

カーシュ氏は「グーグルやフェースブック、ツイッターの利用は 国民の日常生活の一部になっており、大半の人を強く引き付けている」 とし、「魅力あるブランドだ。議員であれば人気のソーシャルメディ アに嫌われたくはないだろう」と続けた。

グーグルは通常、サイトに検索など同社のサービスだけを表示し、 法案への姿勢を明確に示すようなことはない。サイト中央に表示され る「Google」のアイコンは歴史的な出来事の記念に使用される 傾向があるが、この日は黒の帯で隠され、クリックすると議会に法案 否決を求めるための嘆願書への署名を呼び掛けるサイトに移動するよ うになっている。

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