米ゴールドマン:2011年の報酬総額、1人当たり2820万円に減少

米ゴールドマン・サックス・グ ループは2011年の報酬と給付の費用を前年から21%減らし122億 ドル(約9400億円)とした。収入は26%減少した。

昨年の2400人の削減により年末時点で3万3300人となって いた従業員全員の給与と賞与、給付の費用は1人当たり36万7057 ドル(約2820万円)に減少。前年は従業員3万5700人に対して 1人当たり43万700ドルだった。同社が18日、11年10-12月 (第4四半期)の決算資料の中で明らかにした。

ゴールドマンは07年に証券業界の高報酬の記録を塗り替えたが、 収益悪化とウォール街のボーナスへの批判の中で報酬を減らしている。 米銀JPモルガン・チェースも先週、投資銀行部門の11年報酬を 9%減らし1人当たり34万1552ドルとしたと明らかにしている。

マニュライフ・アセット・マネジメントの金融サービス業界アナ リスト、ウィリアム・フィッツパトリック氏は「環境が劇的に回復す るまでは、報酬抑制の時代が長く続くだろう。環境改善の可能性は低 いと思われ、報酬抑制は株主の立場からは好ましい」と語った。同氏 のチームはゴールドマン株を保有している。

同氏は「問題は優れた人材をヘッジファンド業界などに奪われる 恐れがあることだ」と付け加えた。ゴールドマンからは過去1年に約 50人のパートナーが退社している。

ゴールドマンの2011年報酬費用は収入の42.4%となり、10 年の40.5%を上回った。10年は英国のボーナス税のコストを含む。 11年第4四半期は税金に関する調整を除いて前年同期比2%減の22 億1000万ドル。収入に対する割合は36.5%だった。

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