安住財務相:イランの核問題は中東情勢を一変の危機、制裁に理解

安住淳財務相は18日午後、都内で 講演し、対イラン制裁について、同国の核開発問題は「中東情勢を一 変させかねない危機。核開発の方針をあらためてもらう必要がある」 と支持する姿勢を示した。相次いで来日した米国や英国の財務相との 会談では「認識を共有した」と述べる一方で、制裁に慎重な姿勢を示 している中国やロシアが「カギになる」と語った。

その上で、エネルギー・銀行分野などでイランとの取引が禁止さ れる米国の対イラン制裁強化法が履行されれば、「年間5兆円程度の取 引がある邦銀にとって大きなダメージになる」と指摘。イラン産原油 の輸入取引も1兆円程度に上るとし、「同法が急激に発動された場合の ダメージは計り知れない」と述べ、日本経済への影響を最小限に抑え るよう日米間で調整する方針をあらためて強調した。

米国は日本に対し、全体の1割を占めるイラン産原油の輸入を削 減するよう要請。これに対し、安住財務相は今月12日に行ったガイト ナー米財務長官との会談で段階的に削減する方針を表明していた。一 方で、「邦銀の取引高は米国でも大きい」として、原油の輸入削減と引 き換えに邦銀への適用除外を求めている。

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